答え |
1.コーヒーって何? |
2.コーヒーの起源は? |
植物学において、アカネ科コーヒー属に分類される常緑小高木で、5メートル以上にもなるそうです。
わたしたちが飲んでいるコーヒーというのは、この植物の実の中にある種を湯などで煎じたものです。
つまり、「コーヒーの木の実の種を煎じて抽出した液体」をコーヒーと呼んでいるわけですね。
漢字で「珈琲」と書きますが、これはコーヒーの音の当て字です。
世界各国でも、ほとんど「コフィ」とか「カフェ」 と発音し、語源の発音からは大きくかけ離れてはいないようです。 |
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コーヒーの木はエチオピア原産で、人間がコーヒーの木に興味を示したのは、1000年以上も前のことだと言われていますが、正確なことはわかりません。
最初は羊が食べているのを見て・・・という説や、鳥が食べているのを見て・・・というような説があるようです。
しかし、実を食べるのはわかりますが、なぜ種を煎じて飲むことを思いついたのでしょう?
ひとつの事実として、昔はコーヒーを薬として考えていたようです。
その過程で「研究」があったかどうかわかりませんが、種を煎じて飲むことが、より効能があると考えるようになったのではないでしょうか?※この点はあくまで推測です。 |
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3.コーヒー豆ってどんなの? |
4.コーヒー豆はどうやって採るの? |
コーヒーはマメ科ではないので、正確にはコーヒーの種子を豆と呼ぶのは変ですが、この取り出したコーヒーの種子をコーヒー豆と呼びます。煎る前のものは特に、生豆と呼びます。
形状が豆のようだからでしょうか。実の中には、通常二つの種子が入っており、色、形はピーナッツのようにも見えます。
二つの種子が対になって入っているものをフラット、一つしか入ってない、丸みを帯びたものをピーベリーと呼びます。
大きさは6mm〜8mm程度。大きい物ほど品質が高いとされているようです。 |
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コーヒーの実は手で一つずつ採る、または叩き落とし、それらから種子を取り出すのですが、大きく二つの手法があります。
ひとつは水洗式というもので、大まかに果肉を除去し、あとは水槽の中で発酵させて、豆から残りの部分をとりのぞく方法です。
もうひとつは自然乾燥式というもので、天日干しにした後、脱穀機で果肉等を取り除くというものです。 |
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5.コーヒーは花が咲くの? |
6.コーヒーの実ってどんなの? |
実が成る前の、雨期に、白い小さな花が連なって咲きます。ジャスミンのような香りがするそうです。 |
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コーヒーチェリーとも呼ばれる、サクランボのような赤い実です。
コーヒーの木の種類によって、黄色い実をつけるものもあるようです。 |
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7.コーヒーの実はどんな味? |
8.コーヒーは何種類あるの? |
熟したコーヒーチェリーはとても甘いそうです。実際には食べたことがないので、どんな甘さかはわかりませんが、なんとか食べてみたいです。
食べてみましたら詳しく紹介します。 |
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コーヒー属、約40種類の中で、アラビカ種、ロブスタ種リベリカ種というのがコーヒーの3大原種と言われていますが、リベリカ種はほとんど生産されておらず、全体の7割がアラビカ種、残り3割がロブスタ種となっているそうです。
アラビカ種のほうがロブスタ種よりも高品質だそうです。
従いまして、大きくわけると、飲むために栽培されているコーヒーは2種類程度ですが、あとは品種改良や生産地の土地柄、気候などで味や品質が変わってくるようです。 |
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9.コーヒーを一番生産している国はどこ? |
10.コーヒーの栽培方法は? |
世界でもっともコーヒーを生産している国はブラジルです。世界のコーヒー生産量の3分の1がブラジルで生産されているそうです。
ちなみに、コーヒー輸入国は1位アメリカ、2位ドイツ、3位日本となっているようです。
しかし日本は、アメリカやドイツなどと比べると、一人当たりが一日に飲むコーヒーの量はかなり少ないようです。やはり緑茶などがあるためでしょうか。 |
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コーヒーは熱帯地域で多く栽培されていますが、多くの生産国では1000メートル以上の高地で栽培されています。
これは、高地で栽培されたもののほうがより高品質であるからだそうです。
熱帯地域とはいえ、比較的涼しい高地(年平均で15℃〜25℃)のほうが適しているというのは意外ですね。 |
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11.日本でもコーヒーは栽培してるの? |
12.日本でコーヒーはいつから飲まれているの? |
日本でも明治時代にすでに小笠原でコーヒー栽培がなされていたようですが、本格的に栽培が続けられることはなかったようです。やはり気候の問題でしょうか。
しかし現在は、温室ハウスなどを使用して個人で栽培している方もいるようです。 |
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江戸幕府の鎖国時代に出島へ出入りしていたオランダ人が初めて日本へコーヒーをもたらしたようです。とは言え、ごく限られた一部の日本人だけしか飲むことはできなかったと思われます。
一般人が飲むようになったのは明治以降のようですね。 |
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13.コーヒーベルトってなに? |
14.コーヒーってなんで黒いの? |
世界地図でコーヒーを栽培している国を見ると、ほとんどは赤道付近の国々であることがわかります。
このコーヒー栽培地域が帯のように分布しているのを指して、コーヒーベルトと呼ばれています。 |
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コーヒーの種(コーヒー豆)はもともと白っぽい色をしています。ですから、そのまま煎じても、黒い色にはなりません。味や香りも、あまりコーヒーらしくないようです。
これを煎ることで、コーヒー豆が黒くなり、煎じた液体も黒くなるのですね。簡単に言うと、焦げたので黒いということでしょうか・・・。
こんな黒い液体を飲む気になったのも不思議な気がしますが、色からは想像できない良い香りになるのも驚きですね。 |
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15.コーヒーの品質はどうやって決まるの? |
16.一番高級なコーヒーってどんなの? |
コーヒー豆の品質は、大きさ(スクリーン)と産地の高度で決まるそうです。意外と単純なんですね・・・。
スクリーンというのは、網目状のスクリーンを使って大きさを振り分けるため、豆の大きさをそのように呼びます。
例えば、スクリーン18。この数値が大きいほど、豆も大きく高品質と認定されるのですね。 |
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これが一番です、ということは客観的には決められませんね。各産地でそれぞれ最高級品があり、またひとそれぞれの好みがありますので・・・。
有名なものを挙げますと、ブルーマウンテン、エメラルドマウンテン、キリマンジャロ、モカ、ハワイコナ・・・など。
ブルーマウンテンはイギリス王室御用達と言われるそうですが、単なる売り文句だったという話も聞きました・・・。しかし高級品には違いないでしょうね。 |
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17.焙煎ってなに? |
18.ダブル焙煎ってなに? |
コーヒー豆を煎ることです。
缶コーヒーやインスタントで、この焙煎という言葉を強調して宣伝することが多いですが、この焙煎の仕方(煎り方)で香りや味が決まるわけです。
逆に言えば、焙煎しなければ、または焙煎に失敗すれば、コーヒーは飲めたものではないと・・・。 |
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2回に分けて煎ることです。
煎りのムラを減らすことができるそうですが・・・どういう理屈なのかよくわかりません。 |
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19.ネルドリップって何? |
20.エスプレッソて何? |
液体をポタポタと垂らすことをドリップと言いますが、そのときにネルを使ってコーヒーを抽出することをネルドリップと言います。
最近ではネルではなく、使い捨てのペーパーを使いますので、あえて言えばペーパードリップでしょうか。 |
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コーヒーに高圧力をかけ、コーヒーの成分を高速に抽出する方法です。
ドリップが自然に溶け出る成分を抽出するのとは対照的に、エスプレッソは強制的に抽出するという感じでしょうか。
この圧力と時間の違いで、抽出される成分にも違いが出るようで、当然のことながら味や香りも違ってきます。 |
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21.カプチーノって何? |
22.サイフォンって何? |
エスプレッソに泡立てたミルク(クリーム)を加えたイタリア風コーヒーをカプチーノというそうです。 |
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サイフォンの原理を利用した器具による抽出方法です。
この手法は、見ていて楽しいということ以外に特別な利点があるようには思えないのですが・・・。何かあるのでしょうか? |
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23.ターキッシュって何? |
24.ダッチコーヒーって何? |
正確にはターキッシュ・コーヒーですね。その名の通り、トルコのコーヒー、トルコ式コーヒーのことです。
ターキッシュは、イブリックと呼ばれる容器(柄杓のようなもの)の中でコーヒーの粉を煮出し、粉が沈んだ後の上澄みを飲みます。
特徴的なのは、コーヒーの粉と一緒に、砂糖も入れるという点でしょうね。
この抽出方法はとても発想がシンプルでわかりやすいですね。 |
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そのまま読むと、オランダのコーヒーということですが、水出しコーヒーをダッチコーヒーと呼ぶそうです。
水で長時間かけて抽出すると、くせのない味になるそうですが、それ以上に特別な器具が必要ないのがいいですね。
コーヒーの粉と水を入れて一晩置けばいいそうです。 |
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25.アメリカンコーヒーってどんなの? |
26.アイリッシュコーヒーってどんなの? |
浅煎りのコーヒーで、アメリカ人が好んで飲んだのでそう言われたそうです。
味が薄いというのは、煎り方の問題なのですね。ブラックで飲むのが普通のようです。 |
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アイルランドで飲まれるコーヒーです。
アイリッシュ・ウィスキーに深煎りコーヒー、砂糖、生クリームを加えたものだそうです。
お酒まで加えるなんて変わってますが、おいしそうですね。 |
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27.ウィンナーコーヒーってどんなの? |
28.コーヒーを一番飲む国はどこ? |
オーストリアのウィーンのコーヒーと言う意味ですが、ウィーンではウィンナーコーヒーとは言わず、メランジェと言うそうです。
これは深煎りコーヒーに生クリームを浮かべたものです。イタリアで言うカプチーノでしょうか?
ヨーロッパではこれと似たような飲み方に人気があるようですね。 |
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コーヒーを最も輸入している国、アメリカと考えるのが普通でしょうか。個人差もあるでしょうから、なかなか難しそうですね。
ドイツはビールを昼間から飲むとも聞きますし、日本にはお茶というものがあるので、輸入量と代替品が少ないことを考えると、やはりアメリカ人が最もコーヒーを飲むと言えるかもしれませんね。 |
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29.コーヒーと健康に関連はあるの? |
30.日本でもっとも人気のあるコーヒーは? |
どんなものでも、飲みすぎ、食べすぎは良くないと思いますが、つい最近、コーヒーには肝臓がんの発生を抑える効果があるのでは、というニュースがありましたね。
まだ正確な因果関係はわからないようですが、昔はコーヒーが薬という認識があったことを考えても、健康に悪いということはないでしょうね。
ただし、空腹時にブラックで飲むのは、胃にやさしくないということはあるようです。
適量の砂糖やミルクを入れたほうがよさそうですね。 |
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うーん、どうなんでしょう?個人的にはヨーロッパ風の甘いコーヒーが好みですが・・・。
自分で豆を煎ったり、挽いたりされている方は、産地のこだわりもあるでしょうね。
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31.コーヒーをおいしく飲むには? |
32.インスタントコーヒーってどうやって作るの? |
なにより、煎りたて、挽きたてが一番でしょうね。
こればかりはインスタントや缶コーヒーではわからないことですね。
豆からこだわって自分で焙煎したり挽いたりすれば、愛情もわくでしょうから、よりおいしく感じるかもしれませんね。 |
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コーヒー豆を挽いて抽出した場合、抽出後のコーヒー粕が残ります。どんなに細かく挽いても、インスタントコーヒーのようにとけることはないですよね。
インスタントコーヒーは、抽出したコーヒー液から、溶け出た成分を取り出したものなんですね。
方法は、大きく二つ、スプレードライとフリーズドライという方法があるそうです。
どちらも、抽出後の液体を用いるのですが、スプレードライというのは、その抽出液を霧状に噴出し、乾燥させ(水分を飛ばし)て抽出物を取り出します。
一方フリーズドライは、抽出液を凍らせ 、それを真空中で乾燥させ、抽出物を取り出します。 |
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33.インスタントコーヒーはいつどこで生まれたの? |
34.インスタントコーヒーをおいしく飲む方法は? |
インスタントコーヒーが生まれたのはアメリカです。
が、なんと、それを発明したのは100年ほど前にアメリカ(シカゴ)に在住していた
加藤サトリという日本人化学者だそうです。
日本人は本当にインスタントが好きですね。 |
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熱いお湯(90℃位)を注ぐのがよいそうです。
でもインスタントですから、あとは好みで分量を調節するということ以外にはなさそうですね・・。 |
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35.緑茶・紅茶・コーヒーのうち日本で一番人気があるのは? |
36.おいしいコーヒー豆を手に入れるには? |
伝統を考えれば、ズバリ、緑茶・・・と予想されますが、時代によってかわるものです。現在はどうなんでしょうね?
緑茶と紅茶はそもそも同じお茶の葉なので、こう考えると、お茶連合が圧倒的に有利のようですが・・。
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37.コーヒーチェリーは手に入るの? |
38.コーヒーのための道具はどんなのがあるの? |
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39.コーヒーに関する資格ってあるの? |
40.コーヒーについてもっと知るには? |
公的な資格というものはないようですね。
ただし、 日本スペシャリティーコーヒー協会という団体が主催して、コーヒーマイスターという講座を会員向けに開講しており、それによってコーヒーマイスターという認定をしてもらえるそうです。
くわしくは日本スペシャリティーコーヒー協会のサイトへ。 |
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